【天空の城ラピュタ】ムスカが失敗した理由を小売企業目線で考えてみる

さしまにです。
先日金曜ロードショーにて「天空の城ラピュタ」が放映されましたね。それに触発?されてムスカさんが失敗した理由を小売企業目線で考えてみたくなったので記事にしてみます。

企業で大切な事

まずは結論から書きましょう。

  • お客様
  • 商品
  • 従業員
  • 取引先
  • ブランド力

このすべてを大切にできない企業に未来はないと断言できます。最近も色々テレビでニュースになる企業はあるでしょ?悪いニュースの時は大抵この中のどれかが欠けた事が原因です。
ねっ?当たってるでしょ?

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それではムスカさんの失敗を考えてみよう

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ムスカとパズーは企業に例えるとどうなるか

ムスカさんはどんな企業に例えられるのか?
ムスカさんの目標は「ラピュタの王となり世界に君臨する事」なので、企業としてのターゲットは全人類となるでしょう。即ちイメージは「大企業」。政府から密命を受けるレベルの企業なので「実績のある大企業」として問題ないと思います。
かたやパズーさん。
初期の目標はラピュタを見つける事。途中シータを助ける事だったり、ムスカを止める事だったり、状況状況で臨機応変に目標を変える柔軟性があると見ていいでしょう。即ち「中小企業」。まずは「やりたい事」ありき。案件ごとに社長が前面に立って全力投球です。
即ちラピュタとは「大企業」のアイディアがちょっとした事件により、「中小企業」の耳に入り展開していく下町ロケットも真っ青の企業ドラマと例える事ができました。

お客様視点の目線の重要性

商売をするにあたり、一般消費者目線は本当に重要。なので直接BtoCの商売をせず、取引がほぼBtoBの企業のマーケティングは、いまいち的外れだったりします。
さてムスカさんは、しっかりBtoCのお客様目線を持っているでしょうか?

はい、持ってませんね。

ムスカさんは特殊部隊に属しており、政府の密命を受けてラピュタを調査しています(Wikipediaより)。その為、先ほど例えたお客様である人類や競合のパズーさん・空賊にも初期の頃は既存取引先である軍隊を通して接して(取引をして)います。BtoBビジネスです。
またラピュタ王家の末裔としてラピュタ(商品)の力を過信しすぎています。最後もそこを突かれて崩壊させられてしまいました。そして過去の栄光と現在のニーズの照らし合わせもできておりませんでした。Wikipediaから引用します。

贅沢の限りを尽くし人類の夢を体現したラピュタ人は、約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病に蝕まれ、止むを得ず地上へ降りることを決断した。

つまり過去に「最高だと思われていた商品」に欠陥があり、お客様が離れた原因があったわけですね。そこを克服するビジネスモデルがあるわけでもないのに、再度市場に参入してき訳です。だからマーケティングニーズを掴んでいるパズーさん(競合)にそこを突かれたわけですね。

今のニーズに合わせ商品を考える重要性

前項で述べた通り、ムスカさんはお客様のニーズを掴んでいませんでした。この例の通り、過去にブランド力を持った商品を再度ヒットさせる為には市場のニーズを掴む事が重要になってきます。当たり前だと思うかもしれませんが、これと同じことが現在も当たり前のように行われています。
「名作漫画の変化の無いドラマ化」「一発屋芸人の変わらない芸」などなど。特に過去有名になったものは「思い出補正」もかかるので現在でも昔以上の評価を得るのは大変な事。それをムスカさんは過去の商品をそのまま現代で発表してしまいました。プロダクトライフサイクル的に言うと、「衰退期」が過ぎた商品を再度そのまま発売してしまったって事です。
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(図はWeblio辞書から引用)

ラピュタ(商品)が繁栄を極めるまでのストーリーや衰退を辿る事になった理由も深く理解し現代でも通用するような対策を練っていたら違った未来が待っていたかもしれません。

ES向上は現代の優先項目

ESとはEmployee Satisfaction(従業員満足度)の事です。Google社はESが高くて有名ですね。
近年、ESとCS(Customer Satisfaction:顧客満足度)の重要性が強く言われてくるようになりました。ESの向上はCSの向上に深くかかわっているとの研究結果もでています。この事からも特殊部隊の部下を大切に扱う事(ES向上)により、ムスカさんが世界に君臨した後の国民の忠誠心(CS向上)があがるといっても過言ではないと思います。
またムスカさんからしてみれば、共にラピュタを再建していかなくてはならないシータさんも従業員として大切に扱わなければなりません。しかし扱いもひどいものです。力でねじ伏せて、はじめっから嫌われっぱなし。これでは競合に引き抜かれ(パズーさん側)、企業秘密を話され(滅びの言葉)、企業目標(ラピュタ王となり、世界に君臨する事)が破綻してもしょうがないと言えるでしょう。

取引先との関係性

小売企業と工場との関係は切っても切れない関係です。決してどちらかが上でもなく対等であるべきだと思います。

さてムスカさんはどうだったでしょうか?
はい。全然だめですね。有名な名言があります。

見ろ!!人がゴミのようだ!!

このシーンでは、今まで行動を共にしていた軍隊(取引先)がラピュタからパラパラと落下していきます。必要じゃなくなったら切り捨てる。使い捨ての駒のように扱う。絶対にやってはいけない事です。
ラピュタを見つけるまで(商品ができるまで)は軍隊(取引先)と仲良くしていますが、ラピュタが見つかったら(商品ができたら)切り捨てる。全部自分の成果にしてしまう。最低ですね。

また先ほど述べたプロダクトライフサイクルが商品には必ずあるので、ラピュタ(商品)が衰退した時にこそ新たな商品が必要になってきます。その為、常に努力を怠らず取引先と新しい商品を考えていかなければなりません。つまりラピュタの王となり世界に君臨した後の手が打てないんです。このムスカさんの行動は「1つの主力商品」にいつまでもこだわり続け衰退していくダメな企業そのものなのです。

ブランド力の向上・維持

ブランド力さえあれば消費者の強いロイヤリティを勝ち取ることができ売上にもつながります。ただし並大抵な努力ではブランド力を手に入れ維持していくことはできません。携帯キャリアは有名なのにも関わらずTVCMを打ちまくってますよね。エルメスやルイヴィトンも広告を沢山掲載しています。これもブランド力維持の為です。
さてムスカさんはどうでしょうか?

はい。お分りの通りダメダメですね。

ずっと説明している通り、ラピュタ王家の血筋(ブランド力)と過去のラピュタの繁栄(ブランド力)を過信しすぎていました。そしてプロダクトライフサイクルの衰退期を過ぎている商品を何の工夫も無しに世に送り出してしまったのです。自社の認識しているブランド力と世間で思われているブランド力との差が大きすぎます。
これでは出だしの勢いはあるかもしれませんが、消費者のニーズには合っていないので絶対成功しません。

つまりムスカさんはどうすれば良かったのか?

上記の内容からムスカさんのダメな点をまとめてみましょう。

  • BtoCの知識がなく市場のニーズを掴めていなかった
  • 衰退期を終えた商品をなんの工夫も無しに発売してしまった
  • ブラック企業すぎて社員に競合企業に逃げられた
  • 取引先の対応を間違えて新商品を開発する土壌がない
  • 自社が想像しているブランド力と世間の認知がズレている

このような結果になりました。

そりゃバルスされてもしょうがない。

では、どうすれば良かったのか?3点にまとめてみましょう。

  • ラピュタでは技術力のみ手に入れ、現代に合った君臨の方法を考えるべきだった
  • シータに事情を説明した上で共同して世界に君臨するべく努力するべきだった
  • 軍隊とは世界に君臨した後でも良きパートナーとして君臨し続けるよう協力するべきだった

このような結論になりました!異論は認めます!

ラピュタには物語前の話と後の話がある

ラピュタについて調べている時に見つけました。


この小説には、シータが連れ去られる前の話と、ラピュタが崩壊した後の話も書かれているようですね。早速買って読んでみる事にしました。興味があったら是非読んでみてください。

以上!

【天空の城ラピュタ】ムスカが失敗した理由を小売企業目線で考えてみる
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